自分が気にしてることって、周りはそんなに気にしてない。其の③

8月に突入しましたね。

どうも、ミツバチはっちおじさんです。

前回までのあらすじ

満を持して、アンケート調査に踏み切ったゴルフおじさん。

しかし、何人に声をかけても誰も話を聞いてくれない。

心が折れそうにもなったが、なんとか自分を取り戻す。

再度挑戦するが、なかなか話を聞いてもらえない。

その時、ゴルフおじさんは、あることに気付いた。。。

第三話 変化

何人に声をかけただろう。

メモ帳を見ると、30人くらいに声をかけている。

ん?メモ帳。。。  ボールペン。。。

左手にメモ帳。右手にボールペン。

声かけして通り過ぎる人は、ゴルフおじさんの右手か左手を見ながら通り過ぎる。

なるほど。

皆、アンケート拒否をしてるんだな。

そーゆうことなら、メモ帳とペンは隠そう。

こそっとアンケート調査作戦だ。

こっそりおじさんだ。

ポケットに、メモ帳とペンをしまい込んで再度チャレンジ。

前から、若ハゲのサラリーマン男性が歩いてきた。

ターゲットオン。

ゴルフおじさん:『すいません、ちょっといいですか⁇』

若ハゲのサラリーマン男性:『はい、なんですか?

止まった!!

ゴルフおじさん、ちょっとびっくりしながらも、続けて

ゴルフおじさん:『今アンケートしてまして。。。』

若ハゲのサラリーマン男性:『いや、そーゆうのいいです。』

そーゆうのって、どーゆうのだよ。

でも、止まって話を聞いてくれた。

若ハゲのサラリーマン男性ありがとう。

ゴルフおじさん少しテンションが上がってきた。

よし。いける。いけるぞ。

5人に声をかける。

2人は止まって話を聞いてくれる。

でも、アンケートって言うと断られる。

最後まで話を聞いてほしい。どうすればいい⁇

第一印象を聞きたいだけなんだ。

前から40代後半くらいのマダムが歩いてくる。

ゴルフおじさん:『すいません、ちょっといいですか⁇』

マダム:『はい、なんですか?』

ゴルフおじさん:『今アンケートをしてまして。。。』

マダム:『あーっ、ちょっとごめんなさいね。。。』

今までと同じように、マダムが立ち去ろうとしたその時

『いや、違うんです。僕のことなんです。』

とっさにこの言葉が出た。

相手からすると、意味不明だ。

マダムがキョトンとした顔で、もう一度止まった。

チャンスだ。

『今、自分の第一印象をアンケートしてるんです。』

ついに言えた。言えたぞ。

それを言うとマダムは

『なにそれ?笑』

ニコッと笑ってくれた。

いろんな話をした。

マダムには、去年大学を卒業した娘さんがいるらしい。

ちょうど、あなたと同じくらいの年齢じゃないかしらと言われた。

当時、ゴルフおじさんは33歳。

童顔おじさんだ。

たくさんのお話をさせてもらった。

最後にマダムが

『すごくいい笑顔してるから大丈夫よ』

そー言ってくれた。

マジで泣きそうになった。

頑張ってねっと言ってもらい、マダムと別れる。

マダム、ありがとうございました。

最初の、声をかけられなかった時間帯も合わせると、3時間は経過してる。

やっと一人にアンケート出来た。本当に嬉しい。

もっとアンケートしたい。更にテンションが上がってきた。

余韻に浸ってるわけにはいかない。

たくさんの人からアンケートをとるぞ。

『いや、違うんです。僕のことなんです。』作戦の決行だ。

つづく

※次回最終話!衝撃のラストがゴルフおじさんを待ち受ける‼

で:560人(1150) き:700(2100)

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